「魔法少女リリカルなのは」をより理解するためにSSなどを書くブログです 
2008/03/13 00:25 【なのはSS
 過言かもしれませんが
たぶん、今月一番の良作です。
今週に入って色々と吹っ切れた気がします。

自分が何を書きたいのか。自分が何を伝えたいのか。自分が何を感じてもらいたいのか。
そして
自分が何故書こうとするのか。自分が何故書いているのか。自分が何故書いていられるのか。


きっと、自分を表現する方法がこれしか無いから私は文章を書いて人に感じてもらいたいんだと思います。こんなことを言うのも、アホらしいのですが……
私の文章の何が面白い? 
嘘を並べたり書きたいことを偽ったところで、返ってくるのは嘘の評価しかない。

長い間、ぬるま湯につかっていたことに気付きました。身体という文章からは締りがなくなり、皮膚という思いには、フヤケタそれのごとく霞がかかり、自分という表現力からは、ダシが抜けてしまった。そんな状態で良文が書けるはずもなく。新年始まって、書いた作品はどれもゴミ。出がらしから出たお茶には、香りも味も薄くなって格がガタ落ち。いうなれば、そうゴミ屑……
謝罪から始まり大変気を悪くされる方も居られると思います。ですが、これを書かなければ自分がどんどん堕落していくような気がしてなりません。もし、この記事が捕捉されるのであれば、魔法少女リリカルなのはポータル管理人の涼香様には【※謝罪文有り】とでも、明記していただきい所存です。本当に申し訳ございませんでした。

【彼女を見て彼女を感じて彼女を知って】


「今日はね、お兄ちゃんに見てもらいたいものがあるんだ」
「ん? なんだ?」
「えへへ……実はね……」
 後ろに回していた手が、前へと出てきた。そして、その手のひらには彩り鮮やかな包装紙に包まれた小箱があった。
 ラグナは、それをこちらへと差し出している。俺は、健気な妹の期待に応えるように小箱を受け取り、丁寧に包まれている包装紙を外した。
 中から出てきたものは、中に小さなパチンコ玉のような球体を浮かべ透明なプラスティックで全面を囲まれたミニケースだった。
「これは?」
「私ね、この間、学校の皆と開発地区に行ってきたんだ。そこにはね、見たことの無い物がいっぱいあって、すっごく楽しかったんだ。それで、きっと、お兄ちゃんも見たら喜んでくれるだろうなぁって思って、買ってきたんだ。その玉が浮いてる仕組みは、よく分からないんだけど……不思議でしょ」
 軽く振ってみるが、落ちもしなければ、壁面にも付かない。もし、壁から玉と反発するような仕掛けがあるのだとすれば、プラスティックではない他の素材なのかもしれない。けれど、どこからどうみても……指先で弾いてみたがプラスティックとしか思えない。
「あぁ、こりゃ不思議だな……」
「でしょ。私、お兄ちゃんが好きなものならなんでも分かるんだよ」
 ラグナは、一人、兄の好きな物を口にし始めた。もちろん、優しい兄は妹の話をしっかりと聞いてやる。けれど、聞いてやっているつもりがいつの間にか、自分への問いへと変わる。

 自分は彼女のことをどれだけ知っている?

 彼女は、自分のことを知っていてくれる。好みのタイプ、好きな場面、好きな食べ物、好きな音楽……いくらでも知っている。けれど、自分は彼女の何を知っているのか。悲しい過去、苦労、絶望……知っているに値しない。自分が知っているのは、彼女であり彼女じゃない。自分の壊してしまった彼女という姿をした人形の歴史。
 自分は、何一つ理解してやろうとせず。人形を通して彼女のことを考え続けていた。だから、あの時だって本当の彼女を前にすると目を合わせないように逃げた。美しい形をした作られた人形の目とは違う、壊してしまった本当の目から。
「――――ゃん! ――いちゃん! お兄ちゃん!」
 思いつめていると、少し離れたところからラグナの声がした。いつの間にか、目の前から消えていた彼女を眼で探した。
「ラグナ、どこだ?」
「お兄ちゃん! ここだよ!」
 いきなり、背後から大きな声がした。振り返ってみると、ラグナが腕を組み頬を膨らませて怒っている。
「ッ! あぁ、わりぃ……ちょっと、ボケてみたいだ」
「もぅ、しっかりしてね」
 少し微笑み、腕を解くと、今度は胸元で指先を軽くあわせ、うつむいた。
「でもね、お兄ちゃんのことよく知ってるんだけど……分からないこともあるんだよ」
「なるほど……そうか、なら教えられる範囲で教えてやってもいいぞ。ほら、言ってみろよ」
「あのね……」
 うつむいた顔がゆっくりとこちらを見上げてきた。
「お兄ちゃん、私のこと好きなのかな……」
 春の風が桜の花びらを空高く舞い上げる。そして、重力を知らない花びらは空を回る別の風に攫われてゆく。
「……心配しなくても、お前は俺の大切な妹だ。嫌いなわけないだろ? でも、好きかって聞かれると……分からないな」
 笑って誤魔化す。
「もう! お兄ちゃんってば!」
 舞い上がった桜の花びらは、長い時間をかけて地上へと戻ってくる。それまで、知らなかったことを沢山感じながら。
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Author:あまの兔
5/26(27)に魔法少女リリカルなのは ポータル「時空管理局」でサイトを立ち上げると発言したくせにブログしか立ち上げることの出来なかった、FTP音痴
でも、気合と根性(←昨今の日本人が忘れた言葉)でなんとかしていこうと奮闘を開始。この行動が、吉と出るか凶と出るか……それは、皆さんの訪問で決まる!(え…

えぇ、一応リンクはフリーなのでどんどんお願いします〜

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