「魔法少女リリカルなのは」をより理解するためにSSなどを書くブログです 
2007/09/16 01:09 【なのはSS
(毎度御馴染となっておりますが……)
(あ、今日から色々な人に知ってもらうために、『涼香タンへ』じゃなくて『ここに来ている心優しき方々へ』にしましょう)
ということで〜

ここに来ている心優しき方々へ!:今日は連続小説ドラマならぬ、連続短編小説を執筆し始めるということで、新しい事に挑戦してみました! どうなるか分かりませんが、よろしくお願いします!

さて、今日は新しい形で短編小説を書こうと思っているのですが……ルーズソックリーフに書いている時点で何を書いているのか分からない状態となっていました。今日書くSSは、それをなんとかして改良していくつもりなのですが……本当に!本当に!どうなるかわかりません!ということで、長い目で見てください〜さぁ、がんばるぞ〜!

ANS第一夜:初めての客

『カランカラン……』
 店のベルが来客を告げる。
「いらっしゃい」
 マスターは顔を上げないまま、バカラのグラスを磨いていた。
「いらっしゃい、お客さん」
 客は自重気味に、カウンター席の一番光の当たらない暗い端に座った。
「ここがよく見つけられましたね」
 マスターは、そんな客のことはお構いなく話しかけ始めた。
「実は、この店……開店してまだ一週間も経ってないんです。いやぁ、店を持つことが長年の夢だった私にとってこの店は夢の塊みたいなものなんですよ」
 一方的に話しかける。
「この店のコンセプトは『心に傷を負った……または、何か悩み事がある人が自然と入ってきてその傷や悩みを取り除いて帰ってもらおう』ってものなんですけど……実は、そんなコンセプトを考えている私にも一つ悩み事がありまして……この店のオーナーって言うんでしょうかね……店を経営している人が、とってもカオスな方でして……ときどき、何を言っているのか分からなくなるんです。それが原因で、今までも度々失敗してきたみたいで……おぉっと、すいません……私が悩み事を言っても意味がありませんね……」
 マスターは、グラスをゆっくりと置くと背後に陳列されている多くのお酒から一本抜き出した。
「お客さん、知ってますか? アメリカ原産の『バーボン』は、アメリカ独立戦争時、イギリスに対抗すべく協力したフランスの『ブルボン朝』に由来して、合衆国の一人目の総理大臣となる『トーマス・ジェファーソン』が後に原産地となるケンタッキー州の郡の一つをバーボン郡と名づけて、そのまま名前になったらしいですよ。あの頃は、イギリスが世界の工場と言われるような大国でしたからね……アメリカが独立するなんて無謀な話だったんでしょうね。でも、そんなアメリカに今までイギリスといざこざを繰り広げていた、各国が協力したからこそ勝てたわけです。つまり、これは名目上はアメリカの独立戦争ではあったわけですが、実際、諸国が復讐するために行っていたわけです。でも、悲しいことに独立戦争で独立が許されたのは北アメリカの現在の合衆国のみでした……南アメリカのブラジルやアルゼンチンは、スペインやポルトガルなどに支配されたまま……フランス革命の近年まで植民地だったんです……もちろん、仕方ないことではありました。植民地化している国が違っていたんですから……」
 マスターは、長々と歴史を語り続けた。
「というところです……お客さん……何か悩み事でもあるみたいですね……お話ぐらいは聞けますよ」
「……」
「そうですか……そんなに辛いことなんですね……なら、私は黙っておきます……あ、ついでにこれ……お口に合うかわかりませんけど……スッキリしますよ」
 マスターが、お客の前へと出したのは一杯の水割りのウイスキー。
「……――――」
「………」
 お客が何を話し始めたようなのだが、マスターはわざわざ掬い上げるようには反応しなかった……
「マスター……」
「はい? なんでしょう?」
 反応してもらえなかったお客は、その重い口をようやく開いた。
「私の主の話だ……」
「……はい……」

 私の主は、最近、新しい舞台を組織した。この部隊は、主の長年の夢を果たすために組織されたものなのだが……そのせいか、主は生き急いでいるように思えてきて仕方ないのだ……

「ザフィーラ、ちょっと頼まれてくれへんか?」
「なんだ?」
「実はな……」
 主は、私に重要な資料の捜索を頼んできたのだ。その日は、珍しく部隊で預かっていた娘が一人でも大丈夫と言っていたので主についてきていた。
「重要な資料……」
 私には主の大切な資料というものに見当もつかなかった。だが、焦っていた様子なのでとりあえず、急いで探すことにしたのだが……
 まず、私は部隊の技術者に聞いてみた。
「シャーリー」
「あれ? ザフィーラさん? 珍しいですね。隊舎の方は良いんですか?」
「あぁ、ヴィヴィオは大丈夫と言っていた。まぁ、面倒は私が見るわけでもないからな、少し主についてきたんだ」
「そうだったんですか。で、何か用ですか」
「そうだ。シャーリー、小さな黄色いファイルを見なかったか?」
「黄色いファイルですか? いえ、見てませんけど……どうかしたんですか?」
「いや、実はある……」
 私はそこで考えた。もし、ここで主が重要資料を落としたなどと言ってしまうと、主の声明が落ちてしまうのではないか。そうすれば、主への信頼もなくなってしまい……
「少し、落し物をしてしまってな。それを探している」
「お手伝いしましょうか?」
「い、いや! 私一人で探す。心配するな」
「そうですか? ……ならいいですけど……もしもの時は言ってくださいね、お手伝いしますから」
「あ、あぁ……その時は……」
 私は、技術者の去っていく後ろ姿を見つつ私は、いち早く主の資料を見つけようと思った。
 次に私は、オペレーターの二人に会った。
「あ、ザフィーラさん」
「……今度は、お前たちか……」
「え? 何か言いましたか?」
「あ、いや……そうだ、お前たち黄色いファイルを見なかったか?」
「黄色いファイル……? アルト? 見た?」
「いんや? 見てないけど……たしか、グリフィスさんが落し物を見つけたって……」
「そうか!」
 私は、一目散に補佐官を探しに走った。
「グリフィス! グリフィスはどこだ!」
 おそらく、無意識のうちにグリフィスを見つけるために念話を使っていたので本部に居た人間の大半に私がグリフィスを探していることがバレていたことだろう。
「グリフィス!」
「はい! 分かりましたから! 叫ぶのは止めてください!」
「グリフィス! 黄色いファイルはどこだ!」
「え? なんですか? もっと、はっきり言ってください!」
「黄色いファイルはどこだ!」
「叫ばなくてもいいんです! で、黄色いファイルですか? 見てませんよ?」
 見ていない……見ていない……? 私は、一瞬放心状態になってしまった。そして、次の瞬間……私の視線は一つの小さなファイルへと釘付けになった。
「ヴィヴィ……オ?」
「ママ〜ママ〜」
 隊舎にいるはずの娘が本部に居た。
「ヴィヴィオ!」
「ん? あ、わ〜い」
 こちらへと向かってくる。
「ま、待て! 走るとお前は!」
『コテ……』
「ハァ……だから、走るなとあれほど……」
「うぅぅぅぅぅぅぅ……」
「あぁ、泣くな泣くな。で、ヴィヴィオ……手に持っているものはなんだ?」
「うぅぅ……拾った……」
「そうか……拾ったのか……では、返してもらえないか? 主のものなんだ」
「うん……」
 私はようやく、重要資料を手に入れた。
「よかったですね。探し物が見つかって」
「あ、あぁ……」
 私は、心配なので娘を背中に乗せて主の部屋まで行くことにした。

「あぁ、ザフィーラありがとうな。で、ヴィヴィオは……」
「ママに会いに来たといっているのだが……」
 身元引受人である、部隊所属の教導官兼隊長はその時、フォアードの4人と訓練の最中だった。
「そうやね……ウチと遊ぼうか?」
「うん〜」
「ほな、ザフィーラ。そのファイルを」
「主、探している最中に思ったのだが……そのファイルの中身はなんだ?」
「この中身が知りたいんか?」
 主がファイルの中から、数枚の紙を取り出した。そして、少し目を通すと娘を手招きして膝の上に乗せた。
「ヴィヴィオ、ヴィヴィオは、なのはママやフェイトママみたいになってみたいとおもわへんか?」
「なってみたい〜」
「そやろ、なら今の頃からはじめなあかんで……」
 突如、主の手が娘の胸へと向かった。
「ん?」
「ちゃんと、大きくせななぁ」
 途端、私は部屋を飛び出して走り出していた。そして、一日をかけて……

「ここまで来られたんですね」
「あぁ……」
 マスターは、お客の前にある空になったグラスに水を入れた。
「お客さん、そろそろ看板なんですけど……よかったら、個人的に付き合いますよ。お客さんの傷が癒えるまで」
「いや、大丈夫だ……もう、部隊へ帰る。悪かったな、ただの愚痴になってしまって……」
「いえいえ、楽しかったです」
「そうか……じゃあ、私は失礼させてもらう……あぁ、そうだ。ウイスキー、もう少し水を多めに入れてみろ……それと、隠し味として摩り下ろした梅干の果肉を加えると酸味が独特の味を生むぞ」
 お客が扉を開けて出て行く。
「ありがとうございました」

あぁ、失敗した! やべぇ! 失敗した! でも、たぶんきっかけになってくれたことだと思います! さぁ! プラス思考で生きていくぞ〜! ポジティブ☆ポジティブ〜! うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお(夕日に向かってダッシュ!
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あまの兔

Author:あまの兔
5/26(27)に魔法少女リリカルなのは ポータル「時空管理局」でサイトを立ち上げると発言したくせにブログしか立ち上げることの出来なかった、FTP音痴
でも、気合と根性(←昨今の日本人が忘れた言葉)でなんとかしていこうと奮闘を開始。この行動が、吉と出るか凶と出るか……それは、皆さんの訪問で決まる!(え…

えぇ、一応リンクはフリーなのでどんどんお願いします〜

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