「魔法少女リリカルなのは」をより理解するためにSSなどを書くブログです 
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今日は支部ラジふっふー(某終了している番組風
2008/09/05
今日は久々に
2008/08/30
最後の方はちょっと、急いじゃいました。
2008/03/17
爆弾発言コーナーを始めました
2008/03/15
読んでもらいたい
2008/03/14
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2008/09/05 17:47 【短編なのはSS
どうも、今日も短編なのですが前回のグリフィス君はなんだか自分の家庭をさらしてるみたいで……正直恥ずかしかったです!(*/▽\*)イヤン
でも、うちの母親がそろそろ誕生日を祝うのやめてって言うんですから……書かないと腹の虫がおさまりませんでした。

それで……えぇ、今日のSSですが……
(深夜通販のテンションで・・・)
「OH マイケル! これはなんだい!?」
「NO! ジョンソン! 見ないでおくれ!」
「どういうことだい? マイケル!」
「僕は気づいてしまったんだ! 平凡なdaysしか普通に書けないってね!」

という感じです。

次のSSからは無理しないで自分の「こんせぷと」とかいう横文字にあったSSを書こう・・・
非殺傷性

「次に非殺傷性についての説明だが……先の戦闘で君たちは局員に対して任意の設定を行っていなかったという記録がある。これは、君たちがこの施設を出た後にすれば重罪となる要項だ」
 管理局によって保護された一部のナンバーズは更生プログラムを受講していた。
「非殺傷性とは攻撃対象にダメージを与える際に、どれほどのダメージを与えるか……または、対象を限定とした攻撃をする際の設定だ。この設定によっては人が傷つくこともあるが逆に傷つかないこともある。多くの局員は任意の設定を不安に思い出力リミッターと共にその設定を行っていることもあるのだが、君たちはある程度の戦闘経験がある。だから、これは君たち自身に設定してもらおうと思っている」
 セインとウェンディの間に挟まれるように座っているチンクは、事件当時に自分たちが非殺傷性のことをターゲットによって割り振っていたのを思い出していた。
 当時、スカリエッティから伝えられていたターゲットは「ギンガ・スバル・エリオ・フェイト」。4人を殺さずに捕獲するという命令があった。そして、その他の人間に対しては殺しても構わないと……
(やはり、ドクターは……)
「ふぁぁぁ……あれ? どうしたんッスか? チンク姉」
 話に飽き始めていたウェンディはチンクが何かを考えて険しい表情になっているのに気がついた。
「あ、別になんでもないぞ。さぁ、欠伸なんてせずに話を聞くんだ。お前だけ取り残されたら寂しいだろう?」
「あ、それはちょっと困りますねぇ……でも、非殺傷性の設定って……あの頃を思い出すと何にもしてなかった気がして……」
 どうやらウェンディにも思い当たることがあるようだった。
 チンクは、すでに舟を漕いでいるセインをその向こうで聞いているのか聞いていないのか分からないオットーに肩を預けてウェンディの側へ少しだけ近寄った。
「おぉ? チンク姉、意外と積極的ッスね……なんだったら、このあとお楽しみでも……」
「何を言うか。まだまだ、尻の青い若輩者が私の相手などできるものか。それに私はそんなことがしたいわけではない……」
 チンクの声に真剣な何かを感じたウェンディは肩にかけようとしていた手をゆっくりと引っ込めた。そして、バレないようにして右下に視線を向けた。
「私たちはドクターの命令によって行動していた。そして、事件が解決するまでその真意を理解することはできなかった……いや、理解することをしなかった。当時の私たちにとってはドクターの言っていることに間違えはなかったのだからな。だが、こうして事件解決に伴いドクターという存在を失った私たちは、この世界に起こそうとしていた事実と起きてしまった現実を一気に受け止めなければならなかった」
 室内で行われる念話は全て傍受されてしまう。チンクに自分の思いを隠す理由などなかった。けれど、全員に聞いてもらいたいとも思わなかった。ただ、誰かに自分の思いを伝えられればそれだけで十分だった。
 チンクはウェンディにのみ聞こえるような声で話す。
「私は不安だった。自分の受け止めきれるか分からない事実をお前たち妹が受け止めきれるかどうか。だが、心配はいらなかったようだな。お前たちは、自らの行いを受け止め恥じることができた」
「それほどでもないッスよ……それに、チンク姉がいたからみんな頑張ったんッス……」
「そうか……だが、ウェンディ……私たちは、多数の人間に許しを乞う以前にしなければならなかったことがあるのかもしれない……それは、私たちの戦ったあの4人。そして、私たちを救ってくれた彼、彼女らに謝辞と感謝を述べることを……」
 セインが動くたびにオットーも揺れていた。
「ウェンディ、お前は非殺傷性をどう考えていた? そして、今はどう考えている?」
「え……そうッスね……」
 チンクからのいきなりの質問に即答できなかったウェンディはしばらく考えて自分らしい答えを思いついた。
「よく分かんないッス」
「そう言うとは思っていた……では、私の考える非殺傷性を教えてやる。私は、事件当時、ドクターから捕獲対象を伝えられて攻撃の際はターゲットを傷つけず昏睡状態にすることにより捕獲することを考えていた。けれど、実際にターゲットであるギンガと対峙した瞬間に私の中にあった何かが誰かに故意に壊されてしまったような気がした。それは、ターゲットを傷つけずに捕獲するために非殺傷性の設定するのではなく、ターゲット以外は殺してしまうために殺傷性を設定するという心だ」
「それって……なんか、違うんすか?」
「やはりまだまだ甘いな……言葉では同じに聞こえるかもしれないことだが、これはとても恐ろしいことだ。お前によくわかるように説明するのであれば……ケーキを手に入れるために盗みを働くか、盗みを働けばケーキを食べることができるといったところか……」
「……あぁ、なるほど! そういうことッスか。それなら分かるッス。あたしだったら……盗みを働いてでもケーキを食べるッス」
「そうか………どうやら、例として何かが間違っていた気もしたがわかったら良いだろう。私は、ギンガとの戦闘後、負傷してしまったがその負傷するまでの短い間に私はスバルというターゲットのことを一瞬だけ忘れてしまっていた気がする。だから、私はやりすぎてしまった……ウェンディ、お前はたしかあのティアナという局員と戦ったらしいが……その時に非殺傷性はどうしていた?」
「あぁ、あのときは解除してたッスね……別にしなくても殺さない程度に戦闘不能にしとけばよかったとは思ったんッスけど……その考えがどうも浮かんでこなくて……」
「それだ……」
 チンクは、近寄るだけでなく完全に顔をウェンディの方へと向けた。
「ターゲット以外は殺しても構わない。だから、私たちは非殺傷性にしなかった。もしかしたら、しなかったのではなく、クアットロによる操作だったのかもしれないが……私たちは最悪、殺していたのかもしれなかった。そんな、4人に……私は、誰よりも一番に謝辞と感謝を述べなければならなかったような気がしたのだ……」
「チンク姉……」
 セインが傾く、一緒にオットーが傾く、その向こうからディエチが傾く。将棋倒しだ。
「それじゃあ、今度来た時にまた改めて『ごめんなさい』って言えばいいッスよ。そしたら、気持も伝わるはずッス! あたしが保証します!」
 今日のプログラムはすでに終盤を迎えようとしていた。

 
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2008/08/30 15:27 【短編なのはSS
今日は局ラジを狙った更新です〜

久しぶりに短編を書いた気がする……そして、久しぶりに気持ちの良い文章を書いた気がする……

ちょっとした、心温まる家族の物語です……(これ、次の局痛用の原稿にしときゃよかった……

あ、ついでに主役はザフィー……しく見えるけど、グリフィスですからね〜
短編:祝ってもらってもうれしくないわ

 たくましい肉体に凛々しい狼の耳と尻尾。ミスマッチな組み合わせであるはずのこれらが、彼の魅力……いや、自らに厳しくあろうとする思いの存在感によって、逆に彼の強さを表現していた。
「何をしている。冷めてしまうぞ」
「え、あ……そうですね。すいません、こちらから誘っておいて……」
 それに対して、動き続けた午前中にも関わらずシワ一つ見受けられない制服とズレることのないメガネが彼の真面目さを示していた。
「………ぁの」
 ザフィーラは目の前にある昼食を一人黙々と口へ運びながら時折、食べることを中断して向かいで俯くグリフィスを見た。
 グリフィスの昼食はザフィーラが注意したとおり一口も手が付けられていないようで、それを食べる当人は何か言い出したい様子だった。けれど、ザフィーラはあえてそれを自分から聞き出すことはしない。あくまで誘われただけ。何か言いたいのであれば、ハッキリ言えば良い……そう思っていた。だから、今もグリフィスがボソボソと何かつぶやいているようなのだが聞こえる耳を立てて聞くことはしない。
「では、私はこれで失礼する。まだ、ヴィヴィオの面倒を見てやらないといけないからな」
 ザフィーラは席を立って食器を手に取るとイスを納めて立ち去ろうとした。
「待ってください!」
 グリフィスは決心したようで、食堂全体に聞こえるような声でザフィーラを呼びとめた。もちろん、その声に周囲の視線が集まらないはずがない。一時的にグイフィスは周囲からの視線に襲われた。けれど、今更そんな視線は気になるものではない。そんな物よりも、もっと大切なことを言わなければならないのだから。
 呼び止められたザフィーラは、体は向けず眼だけ見下ろすような形でグリフィスを見た。
「なんだ」
「折り入ってご相談したいことがあります……お時間よろしいですか……」
「手短にしろ」
 本当はヴィヴィオの面倒を見る必要はなかった。午後はアイナの手伝いをすると言ってそのまま付いていってしまっていた。
 ザフィーラはヴィヴィオと別れた後、守護獣の形体をとったままでいた体を解すために一時的に人の姿へと戻っていた。そこにグリフィスが走ってやってきて、昼食に誘ったのだった。
「わざわざ六課に設置されている監視機能を使って私を探していたのには何か理由があるんじゃないのか」
「すいません……別に覗き見しようとか思っていたわけではなく……だた、その…ザフィーラさんだからこそ聞いてもらいたいことがあってお呼び止めしました……」
 再びイスに座ったザフィーラは腕を組んだ姿勢のまま、ようやく顔をあげたグリフィスをじっと見ていた。どうやら、グリフィスに偽りを言う気はないようだった。
「実は、明後日……母の誕生日なんです。それで、ここ最近、管理局の仕事や去年は六課の手続きやらで祝うことのできなかったその誕生日を……祝ってあげたいんです」
「では、祝えば良い。休暇をとれば簡単な話だ」
 ザフィーラが「休暇」と言ったところでグリフィスの顔が曇った。
「僕もそう考えました。でも、僕はこの機動六課の部隊長補佐としての仕事があります。それに、八神隊長が働いている時にその補佐官が休むことなんてできません」
 グリフィスの仕事に対する気持ちと誰かを思いやる気持ちが、自分の「休暇」を認めさせなかったということだ。本人は、その感情の板挟みに悩まされていた。
「みんな、忙しい日々を送っています。僕がそのみんなの思いを裏切って母の誕生日を祝いに行くなんて知られたら、きっと僕のせいで士気が下がってしまいます。だから、休暇をとることは許されないんです」
「本当にそうなのか?」
 ザフィーラが問う。
「本当にお前一人が休むことにより、まとまりが無くなってしまうというのか? それならば、機動六課は見た目とは裏腹に弱い部隊に違いない。私は、長い間、主やその友人と時を過ごしてきた。私の知っている限りでは一週間に一度のペースで喧嘩をしていた月もあった。それに、主はサボりぐせが付いてしまっていた時もあった。その時、シグナムがお前が今悩んでいるような問いかけをしていたことを覚えている。そこで、主はお前が考えてないようなことをおっしゃった『ウチらの絆がこないな小さな事で壊れるはずないやろ?』 お前にはまだそう考えることができないようだな。だから、補佐止まりなんだ」
 止め処なく出てくるザフィーラの言葉は、どこをとっても大切なものばかりだった。
 グリフィスは、はやての言った言葉を自分の立場に置き換えて考えることにした。
 周りにはアルトやルキノ、シャーリー、ヴァイス、はやて、なのは、フェイト、ファアードメンバー……六課の隊員がいる。その中心で僕は、みんなと違う私服を着て立っている。そうか、これから母さんの誕生日をお祝いしに行くんだ。あれ? みんな、……笑ってる? それに、何か言ってる……『お め で と う』……みんな忙しいはずなのに、そろって時間をつくってくれて、僕は見送られてる……
「ザフィーラさん……馬鹿な相談をしてすいませんでした……僕、八神部隊長に休暇届け出してきます」
「好きにしろ。主は自分の部屋におられるはずだ」
 グリフィスは吹っ切れたように思いきり立つが、やはりイスはちゃんと納めて制服にシワを作らないようにして走って食堂を出て行ってしまった。
「……ところで、私が人間の姿である必要はあったのか?」
 残されたザフィーラは、グリフィスが手をつけなかった昼食に手を伸ばしつつ呟くのだった。



 はやてはデカデカと表示される映像の主に敬意をこめて言った。
「お誕生日おめでとうございます、レティ提督」
「あら、ありがとう。でも、この年になると誕生日が来るのが嫌になるのよ……また一つ老けてしまったわ……ってね」
 画面の向こうのレティは嫌そうな顔をしつつも、内心ではうれしそうだった。
「そうですね。ウチも最近、20が近くなって気づいたんですけど……自分の旬を逃したかなぁって気が……」
「それ、若い子が言うセリフじゃないわよ。あなたの旬は言ってみればこれからじゃない……そんなこと言われたら、私の旬はすでに時空の彼方よ」
 はやてもレティも年齢的に合わないような会話を繰り広げていた。そこに、誰かやってくる。
『八神部隊長、お話があるのですが』
「この声は……」
「お話って……あの子……ごめんなさいね、しつこかったりしない?」
「え? ……いえいえ、別にそないなことありませんよ……グリフィスくんやろ? えぇよ、入ってき」
 ドアの向こうにはグリフィスが居た。はやては、ディスプレイを小さくして端に表示を移動させた。
 グリフィスが入ってくる。手には何か書類を持っているようなのだが……
「どしたん? 何かあったん?」
「いえ……実は、今度の休暇を早めてもらいたいんです。できれば……明日……がいいんですけど」
「明日か……」
 そんな急に言われても困る……わけではなく、休みをだしてあげることは容易なのだが……こういうことにはそれ相応の理由がなくてはならない。
「実はな、その日はシャーリーも休みを取ってるから……まぁ、一緒に休むってことにすれば簡単なんやけど……そんな都合よく要件が一緒にはずもないし……グリフィスくんなんで明日に休みがとりたいん?」
 ……はやてには休む理由に目星がついている
「明後日が……」
「私の誕生日だからってあなたが休んでまでお祝いに来る必要はないのよ。あなたは、私に渡したい物をシャーリーに渡してちゃんと仕事をしなさい」
「か、母さん?」
 笑いを堪えながらはやてはグリフィスの前に大画面でレティを表示した。
 グリフィスは自分の母親の大きさにたじろぎ、バランスを崩しかける。
「で、でも!」
「いい? あなたはそこにいる機動六課八神はやて部隊長補佐なの。補佐官が、部隊長を放って休みを取るなんて言語道断だわ。そんなことをしてまで会いに来てほしいなんて思わないわよ。わかったら、その手に握ってる休暇届けを今すぐ破りなさい。そして、仕事に戻りなさい」
 グリフィスは、はやての顔を一度見ると書類をビリビリに破ってしまった。もちろん、ゴミは一片も落とさない。
 すると、レティは満足したご様子で、
「はやて、うちの息子が大分迷惑をかけてるみたいで申し訳なく思ってるわ。けど、これでも根は真面目な子だから……よろしくね」
 ようやく笑いの治まったはやては、グリフィスの横に立って、
「任せてください。ビシバシ、しごき上げますから」
「そう……それじゃあ、私は用が済んだから切るわね」
 レティが切ろうとしたときグリフィスが一歩前に出た。言い残したことを伝えなければならなかった。
「母さん、誕生日おめでとう」
「だから……祝ってもらってもうれしくないわよ」
 笑いながらレティは回線を切った。
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2008/03/17 21:28 【短編なのはSS
最近、更新の日数が短くなってきました。コレはきっと、良い傾向です。この調子で更新していきます。
あ、それとちょっとした近況報告なのですが……今年一年で同人などで使ったお金の集計が出ました。156,000円だそうです。今年は結構節約した一年でしたとさ。

手紙と花


 整理され、その本来の部屋よりも広く感じさせる医務室に、部隊員の健康状態をまとめた資料を本局の保険機関に送信しているシャマルの姿があった。
 白衣をまとい、メガネをかけている姿は誰の目をも引きつけるもので、部隊の男子の中にもそんな彼女に声をかけるものは少なくなかった。
「あと……これと、これ。それから、あの資料をちょっと短くして送れば終わりっと……」
 要領が良く、人付き合いも良い彼女には弱点が無かった。あるとすれば、料理ぐらいのものだ……
「あ、シャマル先生」
 そこへ、封筒を持ったアルトが現れた。
「アルトどうかしたの? また、なのはちゃんかシグナムがケガでもさせちゃった?」
「あ、いえ違いますよ。なんか、珍しいものが届いて……これなんですけど」
 持っていた封筒をシャマルに渡すアルト。そして、それと一緒にポケットから一枚のチップを取り出した。
「今朝、本局から送られてきたんですけど……シャマル先生宛になってて……今時、手紙で送ってくる人も珍しいですよね。メールが普及してますし」
「そうね。私も、この世界に来て封筒で手紙を受け取ったことなんて……数えるくらいしかないわ。でも、たまに患者さんのご家族の方から来たりもするけど……そのチップは?」
「これもシャマル先生宛です。その封筒に貼り付けてあってルキノが乱暴に扱ったみたいで取れちゃったんです。後で叱っておきます」
 何かのデータだろうか、それとも映像だろうか……何が入っているか分からないチップを渡されたシャマルは立ち話もなんだからと言ってアルトを部屋に入れた。
「アルト、お茶は?」
「だ、大丈夫です。さっき、食堂で毒見させられましたから……」
「あ、またはやてちゃんね」
「いえ、ルキノです……すっごい、甘いお茶でした……」
 砂糖適量(多量)ミルク適量(多量)の入った緑茶。かつて、アースラの艦長で
あったリンディ・ハラオウンが好んで飲んでいたとされる激甘茶をアルトは飲まされていたのだ。
「あぁ、でもやっぱりアレを飲んだのね……もし、胃もたれしそうだったらお薬出すけど」
「そこまでされなくても大丈夫です。その代わり、今度毒見を頼まれたときはすぐに断ろうと思います」
 自分のコーヒーを持ってイスに座るシャマル。一口だけ口にすると、封筒を手に取り律儀に蝋で止められた封を解いた。そして、中から数枚の手紙が出てきた。
「えぇと……この度は、このような物でご挨拶いたしますことお許しください。私は、来る某日、シャマル先生の治療により命を救われた者です。あの日、先生が私を診てくださっていなければ、死んでいたやもしれません。今回は、先生に謝辞では表しきれないほどの御礼がしたいと思い一筆とらせていただきました。おそらく、封筒に添えてチップが送られてきたと思われます。その中に、私のできる最高の感謝の印を詰め込んだつもりです。どうか、ご覧ください。最後になりましたが、私は先生に出会えたことを心から神に感謝し世界に感謝いたします……で、これがそのチップ……」
 シャマルは、通信媒体にチップを入れてモニター画面で操作を始めた。し
かし、すぐにエラーがはかれてしまった。失敗したかと思いもう一度チップにアクセスしてみるも……やはり、失敗してしまう。
「データが壊れちゃったんですかね? ちょっと、やってみてもいいですか?」
 今度は、アルトが挑戦してみる。けれど、やはりエラー表示がでてきてしまう。
「うーん、この形のデータはここじゃあ見れないみたいです。はやて隊長もいないですし、管制室で見ませんか? 大画面でだいぶ見やすいと思いますし」
「そうね……ここで見れないなら、仕方ないわね。管制室をちょっと借りようかしら」
「じゃあ、先に行って準備しておくんで……シャマル先生は、ゆっくり来て下さいね」
 アルトはそう言い残すとチップを持って足早に管制室へと向かっていった。一方で残されたシャマルは、誰かそんなに感謝されるようなことをしたか思い出そうとしていた。
「えっと、この間あった窃盗事件の患者さんは……大したケガじゃなかった……なら、あの地下施設で作業をしてた土木作業員が天井の崩落で大ケガしたあれ? でも、私のところに回ってきたのは擦り傷とか打撲だった……なら、誰かしら? 私の助けたこの患者さんは……」
 考え込んでいると思ったよりも時間が早く過ぎるものである。シャマルが出したままにしていたモニターにアルトの姿が映った。
「シャマル先生、準備できました。なんか、すごいですよ」
「ええぇ分かったわ。楽しみにしていくわね」
 手紙を手に取り部屋を出る。窓から吹き込んできた風にのって一羽の蝶が部屋に入ってきた。

 管制室のモニターに映し出される一面の花畑。季節ごとに一番美しいとされる瞬間を写した映像は、薄暗い部屋を色とりどりの花で鮮やかに照らした。
「これが、中に入ってたのね……でも、すごい……これだけの花の写真を見るのは初めて」
「私もさっき見て少しビックリしちゃったんですけど……見てると、なんか心が癒されるというかなんというか……」
 二人が映像に見入っていると、扉を開けてはやてが入ってきた。
「ん? なんや、綺麗な花やね……これ、どこの映像?」
「あ、はやてちゃん。これは、さっき私宛に送られてきた手紙と一緒に送られてきたものなんですけど……私、最近どこかに出張しましたっけ?」
「あぁ、そのことなんやけどな。この間、植物館の園長に誘われて動物の手当てをしにいったやろ? 覚えとる?」
 数日前のことだった。シャマルは、はやての旧知の友人である首都の植物園を経営している園長に誘われて近くの動物病院で一日働くこととなった。そこには、多くの傷ついた動物がおり、急患が飛び込んでくることもあった。シャマルも、その急患の手当てをしたり面倒をみたりしてその日を過ごしたのだが……
「そこの園長から、ウチにメールがきてな……シャマルのことめっちゃ褒めてたんよ。それと、動物病院の先生もまた来て欲しいって言っとるみたいなんや」
「そうだったんですか。まぁ、私は大体暇してますから……行ってもいいですよ」
「ホンマに? なら、今度の日曜にまた頼んでもえぇ?」
「大丈夫です。その日は、なのはちゃんもシグナムもお休みとってますから……たぶん、フォアードのメンバーもケガしないと思います」
「じゃあ、園長に伝えとくな。それにしても……綺麗やなぁ……まるで、蝶の目線や」
 はやては、メールの返事を書くために隊長室へと戻っていった。
「シャマル先生、動物病院に行ってたんですか?」
「えぇ、たしかそこで絶滅危惧種の動物も見たかしら。可愛かったわよ」
「いいなぁいいなぁ……私も今度行ってみたいです。あ、でも……なんか、分かったような気がします……この映像と手紙の差出人が」
「え、そう? 誰?」
「ふふふ……それは秘密です。私が分かったんですから、シャマル先生にもきっとすぐに分かりますよ。それより、まだまだあるんですよ花の写真」
 いくら要領が良くても、いくら人付き合いが良くても、いくら料理が下手でも……天は荷物を与える。ちょっと、天然という荷物を。
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2008/03/15 20:37 【短編なのはSS
今日は局ラジなのですが……とりあえず、二回の……あれ? 三回?の反省タイムの後のSSとなりますが、とりあえず、今回UNIONの通信として出そうとしていた作品の
没作掲載〜
冗談です。
涼香さんが4期予想本にしよう!っていうから、あえなく没になっちゃったの!
今日の爆弾発言・・・俺、変わりたい

   思ひ出
                    あまの 兔
 「この部隊とも今日でお別れかぁ……なんだか、寂しくなっちゃうな」
「ブッ……おいおい、お前にしちゃ珍しいこと言うから吹きそうになったぞ」
 先の部隊から転属されて早4年。先日あった、地下施設での救助活動をもってスバル・ナカジマのこの部隊での活動は最後になってしまった。
「えー、どうして、どうして? 私が、こんなこと言ったらそんなに変かな?」
「そりゃ、そうだろ。だって『全力全快、限界知らずの元気印』だからな。湿っぽいこと言うところなんて、誰も想像しねぇよ」
 スバルは転属されてある程度の任務をこなした頃から、その持ち前の明るさと無鉄砲な気質からそう呼ばれるようになっていた。当時の本人も、その二つ名に喜んでいたのだが、最近となっては後者の『無鉄砲』が強調されてしまい、無鉄砲で怖いもの知らずと、採られてしまう様になっていた。
「もう、その言い方はやめてよー。私だって、怖いものぐらいあるよ」
「ほぅ……なんだ、言ってみろ」

「スバル! 遅れてるぞ!」
「はいっ!」
 機動六課スターズ副隊長のヴィータは、不安定な足場を使った訓練を行っていた。
「AMFの作動中は、ウイングロードが使えない。そんな時、空を飛べないお前は、今回みたいに足場の悪い状況で戦わないといけなくなるときだってある。ちゃんと、そのことを頭に入れてやれ!」
「はいっ!」
 ガタガタに崩れている足場では、ローラーブーツも使い物にならない。もし、足をとられるようなことになれば即命取りとなる。
「よし! そこから撃ってみろ!」
「はいっ!」
 一段と崩れた足場で急停止。最低限の確認をして、バスターの発射へと移る。
「はぁぁぁぁぁあ! ディバイン……」
 身体の重心を後方へ下げた右足へ、そして強く蹴り流れるようにその倍の力を篭めて左足で踏ん張って拳を突き出した。
「バスっ!」
 その時だった。踏ん張っていた左足を乗せていた足場が崩れ、バスターを暴発してしまった。
「危ねぇ!」
 AMFを発動させている上にバスターをあらぬ方向へ撃ってしまったスバルの身体は、体勢と整えることもままならず穴へと落ちていく……はずだった。しかし、それはなくスバルはジャケットの襟をヴィータに掴まれた。
「こら、スバル! あれだけ、確認は怠るなっていっただろう!」
「で、でも……」
「でもじゃねぇ! お前は、まだわかってないからそんなことが言えるんだ! どんな状況でも相手よりまず自分のことを考えろ! 助ける前にお前が堕ちたら、どっちも助からねぇんだ!」
 ゆっくりと持ち上げて、スバルが地面に足を付けたことを確認すると、ヴィータは襟から手を離して自分も降りた。
「よく聴け」
 グラーフアイゼンを眼前へと突き出す。
「お前は、人を助けなくちゃいけねぇ。それなのに、お前が堕ちたら助けを待ってる人が悲しむ。お前だってわかるだろ。助けられる人間の立場ってのが」
「はい……」
「だったら、堕ちるな。堕ちないで、皆無傷で安全なところまで一直線だ」
 それだけ言うと、背を向けて再び舞い上がる。小さな身体がこれほどまでに大きく見えたことは無い……スバルは、そう感じるのだった。

「おいおい、それじゃあ怖いっていうより……ただの良い上司じゃねぇか!」
「で、でも、他にもあるんだよ! 怖い話」
 いつから怖い話に変わってしまったのか。
「わ、分かったよ。そこまで言うなら言ってみろよ」

 力ばかりでは、戦いに勝つことは出来ない。ましてや、人の命を護ることも出来ない。では、勝つため、護るためには何が必要なのか。
「バリアの強度がまだ心配かな……」
 同スターズ隊長高町なのはは、スバルの質問に対してこう答えた。
「やっぱり、ベルカ式の特徴になっちゃうのかな? 攻撃してるときのバリアの強度が、低くなってるみたい。ミッドチルダ式なら、そんなことないんだけど……」
 模擬戦中、スバルはなのはのアクセルシュートを上手に避けながら距離を詰めていた。そして、いざ一発打ち込むという瞬間に、なのはは死角に忍ばせておいた数発をスバル目がけて放った。もちろん、スバルは咄嗟にバリアを使ってなのはに攻撃したのだが……バリアの強度が及ばなかった。もう少しで打ち抜けるというところでスバル自身のバリアが破られてしまい、堕ちた。
「対人とか一対一に特化してるベルカ式の弱点ってとこだな。まぁ、アタシみたいな騎士ともなるとそんなこと気にならなくなるけどな」
 ヴィータによるとそういうことらしい。
 スバルとなのはは翌日から、攻撃と防御を同時に鍛える訓練を始めた。
「で、私は何をすれば……」
「ティアナは、スバルをとにかく撃ってもらえたらそれでいいよ。でも、ティアナも気を抜いちゃいけないよ。私がOKを出すまで撃ってもらうから」
(スバル、あんた大丈夫なの? 私、こんなこと言われて容赦できる性質じゃないし……)
(心配しないで、やりきってみせるから)
(そう……分かったわよ。じゃあ、遠慮しないからね)
 こうしてスバルは、なのはを追い、なのははティアナを狙い、ティアナはスバルを狙うという異色な訓練が始まった。

「で、オチは?」
「オチ?」
 スバルの話はそこで終わってしまった。もちろん、オチなど無かった。
「ダメだなこりゃ……やっぱり、お前は怖いもの知らずの無鉄砲なやつだ」
「だから、違うってばー」
 翌日、スバルに辞令が出た。

「はぁ……はぁ……はぁ……」
 ティアナは、魔力消費が激しすぎたためにすでにダウンしていた。
 スバルは、息も絶え絶え……身体が、悲鳴を上げている状態だった。
「スバル、まだあと20セット残ってるよ」
《Magical Girl Lyrical Nanoha for ever》
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2008/03/14 23:19 【短編なのはSS
 先日は自虐で鬱になってしまいすいませんでした……ですが、正直なところ自分がSS書いたところで何にもならないような気がしてならない数日間でした。実際、そうなのかもしれませんし……そうでないのかもしれません。ですが、それを知る術を私は持っていません。自分が情けないです。

 今、私は色々の感情が交錯している。つまり、混乱状態にあります。でも、その中で私は一つの答えを見つけました。他にもあるだろう答えの中で一番最初に見つけたもの……
悔しさ

 今、めちゃくちゃ悔しく感じています。もちろん、自業自得なのですが……
私の文章を読んでください!(今更ですが、自重します)
精一杯書きます。だから、読んでください。言いたいことはそれだけです。すいません。

【時間の中で】


 身体から力が抜けていく。まるで、全身の機能が停止していくみたいで……なんだか怖い。ふと思って、隣を見てみる。同じように機械の中に横たわってるお姉ちゃんの姿が見えた。私みたいに、怖がってるようには見えなかった。ちょっと、期待してた。お姉ちゃんも私みたいに怖がっていることを。でも、お姉ちゃんはしっかり前を見てマリーさんの言うとおりにしている。
 また正面を向きなおす。相変わらず、身体からは力が抜けていく感じが続いている。
(スバル)
 お姉ちゃんの声がした。また隣を見る。今度は、お姉ちゃんがこっちを向いていてくれていた。
(なに? お姉ちゃん)
(あともう少しで終わるから、もうちょっとがんばろうね)
 お姉ちゃんが笑った。私も笑い返してみた。アレ? なんだか、がんばれるような気がする。
(うん、がんばる)
 数秒後、完全に身体から力が抜けて機能停止した。
―――――――――――――――★☆☆★―――――――――――――――――
「こうやって、ギン姉と過ごしてられる時間も、あと少ししかないと思うとちょっと寂しいかな」
「そうね。私もスバルと一緒にいられなくなるのはちょっと寂しいな。でも、スバルのことは心配しなくても大丈夫だって信じてるから」
「ありがと、ギン姉」
 スバルはもうギンガが支え無くても一人で立つことができていた。今思えば、それまでの二人の時間は長いようで短かった。そう、それはスバルが早く成長したから。あの頃から今まで。
「ねぇ、ギン姉。私、この間ティアと初めて会った時のこと思い出したんだ」
 スバルは、お気に入りのマグカップを手に話し始めた。
「最初はね、私もティアもちょっと緊張気味で、お互いすれ違うことやケンカしちゃうこともあったんだけど、一緒にね自分達の秘密を教えあったり知り合ったおかげで仲良くなれたんだ。それで、仲良くなって最初のペアの訓練でね、ティアがこう言ったんだよ『スバル、あんた真剣にやらないと怒るわよ。まぁ、とりあえず、がんばるわよ』て。その時、すごくうれしかったのを覚えてるんだ。だって、今まで何も分からなかった二人が始めて通じ合えたんだって感じたから。そのころから、私もティアに喜んでもらいたと思ってがんばってここまできたんだ。ギン姉は、私ががんばってたと思う?」
「思うよ。スバルはがんばってた。それから、これからも頑張り続けるんだって。私や父さんは、スバルのこと良く分かってるから……ちょっと、無茶なことをするかもしれないけど、それでもがんばるのがスバルだもんね」
 時計が0:00分を表示した。スバルは、今日から機動六課へと配属となった。
「本当におめでとう。スバル」
「うん、ありがとね。ギン姉」
―――――――――――――――★☆☆★―――――――――――――――――
 戦闘機人の数名は管理局に保護され施設へと送られた。
「ギンガ、姉とは大変な役だな」
「そう? 私は、すごく幸せな役だと思うけど。チンクは、そう思わないの?」
 ギンガは、チンクと個別で面会を希望した。断る理由の無いチンクもそれを承諾した。
「いや、違う。もちろん、私も幸せな役だと思っている。世話の焼ける妹達ではあるが、あれはあれで可愛いものだ。だが、数が数だ疲れてしまうことだってある」
「そうかもしれない。でも、それは数の問題じゃないと思うの。私にもスバルっていう妹がいる」
 チンクは、名前を聞いて顔を伏せた。
「あの時はすまなかった……」
「あぁ、いいのいいの。そっちにも、そっちの事情があったことだしね。それでね、スバルって小さな頃はとっても弱虫でいつも泣いてばかりいたの。でも、ちょっとあってそれからスバルは、強くなった。それと一緒に、私でも手が付けられないくらいに元気になっちゃって……自慢じゃないんだけど、きっと今のチンクよりも苦労してたかも」
 ギンガは話しを続けた。
「で、ある日のことなんだけど……スバルが私たちの家から長い時間いなくなることが決まった日、スバルが、私にプレゼントをくれたの」
「プレゼントか……妹からもらえるとは本当に幸せ者だな、ギンガは」
「ありがと、チンク。でもね、まだ話は続くの。スバルはね、プレゼントで私にお揃いのマグカップをくれたの。今まで、プレゼントなんて貰ったことが無かったからすごくうれしかったんだけど……はしゃぎすぎちゃったのかな? 私が喜んでるのを見ると、本人まで喜び始めちゃって……スバルが落としちゃったんだ」
「なんと……」
「そしたらスバル、あわてて家を飛び出して……服を所々汚して戻ってきたの。それで、ゴメンねって何回も謝りながら、どこから採ってきたのか分からないんだけど……野苺をとってきてくれたの、しかも……よくみると、その野苺の蔓に小さな花が。ちょっと、気になって皆が寝た後に花言葉を調べたんだけど、偶然なんだろうけど「尊敬と愛」「幸福な家庭」てあって。少し、泣いちゃった」
「なるほど、良い思いでではないか。私も、妹達とそのようなことがあったと話せるような思い出がほしいものだ」
「大丈夫、思い出はすぐそこにあるから」
 面会時間が終わり、ギンガとチンクは再び会う約束をして別れた。
 チンクは、その日の夜。妹達から、7本のムラサキツユクサを貰った。花言葉は「尊厳」「尊び」「尊敬しています」
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5/26(27)に魔法少女リリカルなのは ポータル「時空管理局」でサイトを立ち上げると発言したくせにブログしか立ち上げることの出来なかった、FTP音痴
でも、気合と根性(←昨今の日本人が忘れた言葉)でなんとかしていこうと奮闘を開始。この行動が、吉と出るか凶と出るか……それは、皆さんの訪問で決まる!(え…

えぇ、一応リンクはフリーなのでどんどんお願いします〜

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